2017年7月29日土曜日

初めての防災訓練

1号館と B 棟のオペ室で、それぞれ火災が発生したという設定で、防災訓練が行われました。
私は B 棟の訓練に参加しましたが、職場での防災訓練は医科歯科時代を通しても初めてのことです。
興味津々で参加しました。

B 棟では麻酔科から3名参加したのですが、私が一番年長だったので、必然的にフロアマネージャーの役回りとなりました。
火災が発生したら手術室のリーダーと合流し、リーダーのところに次から次へと看護師が報告に来るので、それらを受けながら防災扉の閉鎖、シャットオフバルブの閉鎖、排煙装置の作動などの指示をするというものです。

けっこう複雑なシナリオだったように思うのですが、看護師が組織だってテキパキと動いているのに感心しました。
いまさらながら、手術室の運営は看護師のチーム力によって支えられていると感じたしだいです。

2017年7月14日金曜日

成田ワークショップ再び

昨年は新人だったからという理由で参加することになったと思っていたのですが、今年は新人ではないにもかかわらず再び成田ワークショップに参加することになりました。

このワークショップは医学教育および卒後教育の改善のために約200人の教員や研修医などが話し合うというもので、毎年行われており、医学教育に関しては43回目、卒後教育に関しては17回目という伝統あるものです。

私たちのグループでは昨年6月に受審した国際認証の評価をふまえ、臨床実習のあり方について話し合いました。

懇親会では医科歯科でお世話になった N 特任教授と久しぶりにお話しできることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。

医科歯科にいる時は気づかなかったのですが、母校からいったん外に出ると文化の違いに戸惑うことが少なくなく、さまざまな相談に乗っていただける母校の先輩の存在が本当にありがたく感じます。

2017年7月9日日曜日

東京麻酔専門医会 RCS 2017 第2日

2日目は、東京慈恵会医科大学・木山秀哉先生の講演「戦略的気道管理」の座長を務めました。

木山先生のご講演はスライドがとても美しく、流れるようなトークがすごいといつも思っていたのですが、今回も期待を裏切ることなく、やはりすごかったです。

特にスマホを使って参加者と双方向性の講演をしたり、スライドの特定の場所にスポットライトを当てる技法は、自分にとってすごく参考になりました。

J 大学の学生への講義より前にこの技を知っていたら・・・と思うと、とても残念なのですが、今後の自分の講演に活かしていきたいと思います。

2017年7月8日土曜日

東京麻酔専門医会 RCS 2017 初日

東京麻酔専門医会のリフレッシャー・コース・セミナーが、今年も品川シーズンテラスカンファレンスで行なわれました。

今回は開始が1時間遅くなり、今日は午前 10 時から総会をはさんで 5 つの演題がありました。

おかげさまで今回も 120 人の申し込みがあり、若干の欠席者はありましたが、ほぼ満席の状態でした。

以下は、今回の講演のメモ書きです。

「小児気道異物の麻酔」 国立成育医療研究センター 鈴木康之先生
・小児の気道異物の診断は難しい。念入りに病歴を聴取することで、初めてわかることがある。
・自発呼吸と調節呼吸、吸入麻酔と TIVA は、どちらでないといけないということはない。
・CT は診断には有用だが、体位変換などで異物が移動し状態が悪化するリスクを伴う。

「周術期のアナフィラキシー」 群馬大学医学部附属病院 高澤知規先生
・IgE が関与していてもいなくても、今はアナフィラキシーと呼ぶ。「アナフィラキシー様反応」という言葉は使わない。
・アドレナリンは、ファーストラインの治療法としては唯一の薬物治療で、投与をためらってはならない。
・アナフィラキシーの対応ガイドラインが、日本麻酔科学会で作成されているところ。

2017年7月7日金曜日

初めての講義@J大学

J 大学に異動してから、初めて学生の講義を担当しました。

6年生が対象で、過去の国家試験の問題を素材にしつつ、全身管理と周術期管理を解説するというものです。

パソコンの接続などが慣れない環境にあるだけでなく、マイクの調子が悪く(あとから知ったところでは、マイク自体は正常で音量が小さく設定されていた)て肉声で話さざるを得ず、けっこう疲れました。

マークシート式の出席票を配り、それを講義のあとで回収したのですが、その日のうちに学生の出欠と学生からの講義の評価が送られてきたのには驚きました。

学生の評価だけでなく、教員の評価も厳格に行なわれているようです。