早いもので、異動してから1カ月が経過しました。
ローカルなルールについてはまだ知らないことがけっこうあり、まわりの人たちに助けてもらうことが多いのですが、毎日くりかえされる日常のことについてはかなりできるようになったのではないかと感じています。
さて、最終週はイベントが盛りだくさんで、特に火曜日は辞令交付がありました。
ビルの高いところで、たくさんの秘書さんのような人たちに迎えられ、理事長先生から辞令を直接いただいたことは、忘れられない思い出となりそうです。
もっともこの前に事務連絡の行き違いがあり、本来の待ち合わせ場所とは全く違う所に私が行ってしまうという事件がありました。
結局は事務の人が私を見つけてくれたのですが、よく見つけてくれたとへんなところで感心しました。
待ち合わせ時間を過ぎても私が現れないわけですから、事務方も相当あせったのではないかと思います。
研修医の時からずっとお世話になった教室を巣立ち、2016年4月にJ大学に移りました。学問的なマジメな話から日常のちょっとした笑える話まで、いろいろ情報発信していきたいと思っています。
2016年4月30日土曜日
2016年4月23日土曜日
初めてのオンコール
今週、初めてオンコールを務めました。
J 大学の本院では2つの棟にそれぞれ手術室があり、それぞれにフロアマネージャーと呼ばれる責任者がおり、当直帯は手術の進行とともに両者が連絡を取りながら当直医を含めた夜間の体制を決めているようです。
ここでは麻酔科専門医の資格を持たない当直医が1人だけで麻酔を行なうことは許されないとのことで、その日は私は当直医とともに夜間に緊急手術を担当することになりました。
私が初めて当直を務めたのはもう 20 年以上前ですが、当時は研修医としてのトレーニング期間が終わるか終わらないかのうちに、一人で当直をするのはごくごく当たり前のことでした。
そして、そうやって一人前になっていくものだと誰もが信じていたように思います。
ただ、今こうして当時を振り返ってみて、一人前にはほど遠い時点で単独で当直するのが良かったかと言うと、もちろん良いわけがありません。
当時の価値観からすれば「甘い」という批判を受けそうですが、患者さんにも若い麻酔科医にも手厚い今のシステムの方が、医療の質を担保できるという意味でも、責任ある教育システムを提供できるという意味でも、優れているように感じます。
もっとも、こういうシステムのもとではオジさん麻酔科医にもしょっちゅうオンコールがまわってくることになるわけで、決して楽はできないというのが現実社会の厳しいところです。
J 大学の本院では2つの棟にそれぞれ手術室があり、それぞれにフロアマネージャーと呼ばれる責任者がおり、当直帯は手術の進行とともに両者が連絡を取りながら当直医を含めた夜間の体制を決めているようです。
ここでは麻酔科専門医の資格を持たない当直医が1人だけで麻酔を行なうことは許されないとのことで、その日は私は当直医とともに夜間に緊急手術を担当することになりました。
私が初めて当直を務めたのはもう 20 年以上前ですが、当時は研修医としてのトレーニング期間が終わるか終わらないかのうちに、一人で当直をするのはごくごく当たり前のことでした。
そして、そうやって一人前になっていくものだと誰もが信じていたように思います。
ただ、今こうして当時を振り返ってみて、一人前にはほど遠い時点で単独で当直するのが良かったかと言うと、もちろん良いわけがありません。
当時の価値観からすれば「甘い」という批判を受けそうですが、患者さんにも若い麻酔科医にも手厚い今のシステムの方が、医療の質を担保できるという意味でも、責任ある教育システムを提供できるという意味でも、優れているように感じます。
もっとも、こういうシステムのもとではオジさん麻酔科医にもしょっちゅうオンコールがまわってくることになるわけで、決して楽はできないというのが現実社会の厳しいところです。
2016年4月16日土曜日
新入医局員歓迎会
今週は初めて B 棟で働きました。
A 棟がないのに B 棟があるなど私にとってはいまだ謎が多いのですが、月日が経って J 大学の歴史を知るようになれば、自ずからこの疑問は解決されることでしょう。
前週の金曜日に秘書さんに B 棟に連れて行ってもらったのですが、月曜日の朝は予想通り迷い、親切な警備員さんに 1 号館から B 棟への行き方を教えてもらい、夜勤明けで眠そうな親切なオペ室の職員さんに更衣室からオペ室までの行き方を教えてもらいました。
B 棟はセキュリティが厳しく、どこに行くのにも職員カードが必要で、いかにも新しい建物といった感じです。
オペ室もきれいです。
ひとつひとつのオペ室だけでなく、リカバリーや廊下さえも、広く感じます。
今日はTKP ガーデンシティ品川で歓迎会を開いていただきました。
私のようなオジさんはともかくとして、臨床研修を終えたばかりの新人麻酔科医を含め、若者がたくさん入ってきたことで、明るい未来を感じさせてくれました。
A 棟がないのに B 棟があるなど私にとってはいまだ謎が多いのですが、月日が経って J 大学の歴史を知るようになれば、自ずからこの疑問は解決されることでしょう。
前週の金曜日に秘書さんに B 棟に連れて行ってもらったのですが、月曜日の朝は予想通り迷い、親切な警備員さんに 1 号館から B 棟への行き方を教えてもらい、夜勤明けで眠そうな親切なオペ室の職員さんに更衣室からオペ室までの行き方を教えてもらいました。
B 棟はセキュリティが厳しく、どこに行くのにも職員カードが必要で、いかにも新しい建物といった感じです。
オペ室もきれいです。
ひとつひとつのオペ室だけでなく、リカバリーや廊下さえも、広く感じます。
今日はTKP ガーデンシティ品川で歓迎会を開いていただきました。
私のようなオジさんはともかくとして、臨床研修を終えたばかりの新人麻酔科医を含め、若者がたくさん入ってきたことで、明るい未来を感じさせてくれました。
2016年4月9日土曜日
1週間経過
J 大学に異動して、早いもので1週間経ちました。
最近では交番のある交差点を渡るようにしているのですが、道路の逆側を歩くと見える景色が全然違うことにも気づきました。
通いなれた御茶ノ水ですが、ちょっと新鮮な感じがしています。
この1週間は外勤日を除いてずっと1号館でのオペ室での勤務で、呼外の麻酔も心外の麻酔も経験しました。
さまざまなシステムをはじめとして毎日学ぶことが多く、まるで研修医に戻ったような気分がする時もあるほどです。
この病院は JCI 認定を受けていることが特徴で、JCI 認定を契機に導入したシステムが少なくないと聞いています。
自分にとって初めて見たり聞いたりすることがらは、たいてい JCI 認定と関係があるようです。
来週の初めはいよいよB病棟のオペ室へ初出勤です。
また来週もがんばります。
最近では交番のある交差点を渡るようにしているのですが、道路の逆側を歩くと見える景色が全然違うことにも気づきました。
通いなれた御茶ノ水ですが、ちょっと新鮮な感じがしています。
この1週間は外勤日を除いてずっと1号館でのオペ室での勤務で、呼外の麻酔も心外の麻酔も経験しました。
さまざまなシステムをはじめとして毎日学ぶことが多く、まるで研修医に戻ったような気分がする時もあるほどです。
この病院は JCI 認定を受けていることが特徴で、JCI 認定を契機に導入したシステムが少なくないと聞いています。
自分にとって初めて見たり聞いたりすることがらは、たいてい JCI 認定と関係があるようです。
来週の初めはいよいよB病棟のオペ室へ初出勤です。
また来週もがんばります。
2016年4月1日金曜日
異動初日
今日は初出勤です。
学生のころから御茶ノ水には通算25年以上通っていますが、駅を出て医科歯科を通り過ぎたのは初めてのことで、不安と緊張でいっぱいな気分で J 大学にたどり着きました。
スタッフとの間で自己紹介をした後、主任教授に1号館のオペ室の中を案内していただきました。
こちらのオペ室は11室あり、もう一方の建物には4室あるそうです。
あえて半分だけ開くようにすることのできる自動ドアが、ものすごく新鮮に見えました。
その後、秘書さんに連れられて電カル講習へ。
建物の入口にオリンピックで活躍した体操や水泳選手などのポスターが貼られており、いかにもスポーツ健康科学部のある大学という感じがしました。
電カルのシステムは外勤先とほとんど同じなので、きっと早くなじめると思います。
学生のころから御茶ノ水には通算25年以上通っていますが、駅を出て医科歯科を通り過ぎたのは初めてのことで、不安と緊張でいっぱいな気分で J 大学にたどり着きました。
スタッフとの間で自己紹介をした後、主任教授に1号館のオペ室の中を案内していただきました。
こちらのオペ室は11室あり、もう一方の建物には4室あるそうです。
あえて半分だけ開くようにすることのできる自動ドアが、ものすごく新鮮に見えました。
その後、秘書さんに連れられて電カル講習へ。
建物の入口にオリンピックで活躍した体操や水泳選手などのポスターが貼られており、いかにもスポーツ健康科学部のある大学という感じがしました。
電カルのシステムは外勤先とほとんど同じなので、きっと早くなじめると思います。
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