先週、とある外勤先のがん専門病院で、初めて腹臥位での食道手術を経験した。
と言うか、正確には腹臥位になるちょっと前から麻酔管理を引き継いだ。
当然、ストレッチャーに患者さんを移してからベッドのセッティングをし、それから腹臥位にするものだと思っていたがそうではなくて、小児患者のようにその場でクルリと腹臥位にしていた。
腹臥位に患者を回転する方向も含めて全部やり方は決まっていて、片方のルートをヘパロックすることとかエピドラの持続投与をいったんやめて接続を外すこととか、枕を交換することとかナースに指示され、あっという間に腹臥位ができあがった。
言われてみると確かに、クロールのような姿勢に見える。
その後は人工気胸で右肺がつぶされたかと思うとあっという間に胸腔鏡操作が終わり、再び仰臥位へ。
この時もやはりナースにいろいろと指示され、あっという間にもとの姿勢に戻った。
胸部の傷は多数あるのだがどれも小さく、側胸部から背部にかけてなので、前からだとわからないぐらいだった。
片肺換気を必要としないので低酸素血症のリスクも小さく、体位変換の手間はあるものの、まさに低侵襲手術なのだということを実感した。
研修医の時からずっとお世話になった教室を巣立ち、2016年4月にJ大学に移りました。学問的なマジメな話から日常のちょっとした笑える話まで、いろいろ情報発信していきたいと思っています。
2016年11月27日日曜日
2016年11月13日日曜日
通路開通
長いこと工事中だった更衣室近くの作業が終わり、1号館のオペ室近辺からC棟への通路が開通した。
まだ通行はできない状況だが、作業道具がなくなった分だけスッキリし、新しい建物が覗き見ることができるようになっている。
まだ通行はできない状況だが、作業道具がなくなった分だけスッキリし、新しい建物が覗き見ることができるようになっている。
2016年11月6日日曜日
指導医講習会修了
J 大学医学部初期臨床研修指導医講習会がクロスウェーブ府中で行われ、金曜日の朝から一泊二日で土曜日の夕方遅くまで参加してきた。
医科歯科の指導医講習会と同様に少人数グループに分かれ、発表と全体討論を何度も繰り返すというパターンだった。
ただ今回は、まず望ましくない研修医像を設定し、それを望ましい姿にするにはどうすれば良いかということを順序を追って考えていくというもので、一連の流れがある分だけプログラムがうまくできているという感じがした。
医科歯科の指導医講習会と同様に少人数グループに分かれ、発表と全体討論を何度も繰り返すというパターンだった。
ただ今回は、まず望ましくない研修医像を設定し、それを望ましい姿にするにはどうすれば良いかということを順序を追って考えていくというもので、一連の流れがある分だけプログラムがうまくできているという感じがした。
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