2018年9月22日土曜日

臨床研修医・指導医のための研修会、みたび

臨床研修医・指導医のための研修会がクロスウェーブ府中で今年も行われ、それに泊りがけで参加しています。
J 大学に異動以来、毎年来ているので、今年で3回目ということになります。

午前中から午後にかけて安全管理や感染対策などの講義があり、その後、小グループでのディスカッションがありました。
同じグループの大腸肛門外科・冨木先生の巧みな進行のおかげで、お互いに初対面も多かったにもかかわらず、4病院の研修医たちのディスカッションは大いに盛り上がりました。

夕方はいつものように、飲みながらいろいろな人たちと話をすることができました。
こういう会で、声が嗄れるまで話しこむのは、自分としては珍しいことでしたが・・・。

特に印象に残ったのは、ある事務の方との会話です。
数多くいる研修医の名前をきちんと覚えているのはもちろんのこと、問題点も全て把握した上でひとりひとりのケアをきめ細かく行っている点に、とても感銘しました。

それを知ることで自分自身も、臨床研修医の指導というのがとても大変である一方で尊いということを、今日は再確認することができて、とても有意義だったように思います。

2018年9月15日土曜日

勉強会:「モニター指針」など

今日も土曜日恒例の勉強会がありました。

まず業者による、da Vinci Xi と連動する手術台の操作方法の説明がありました。
da Vinci Xi は当院で採用しているロボットのうち最も新しいものです。

ロールインしている間は、術者側で手術台を da Vinci のアームと連動して動かすことができるのですが、麻酔科医が操作するのは手術台を単独で動かす場合(スタンドアロンモード)に限られるようです。

その後、稲田教授による「安全な麻酔のためのモニター指針」に関する講義がありました。
個人的には、動脈血と静脈血とではヘモグロビン酸素解離曲線が異なるという話題が興味深かったです。
試験問題に出す際には、注意深く扱わないといけないと感じました。

その後は、専門医試験受験者を対象に、口頭試問の練習があったようです。
こういう練習の機会を生かして、試験本番に臨む力を身に着けていってもらいたいものです。

2018年9月1日土曜日

2018年度支部学術集会

日本麻酔科学会関東甲信越・東京支部第58回合同学術集会が、新宿・京王プラザホテルで行われました。

学術総会と違い、会場の広さが限られること、参加者が東京・関東の麻酔科医にほぼ限られていることから、たくさんの元・同僚たちと会うことができました。
いたるところで、同窓会状態でした。
とてもなつかしかったです。

昨年に続き、胸部外科手術の麻酔のポスターセッションの座長を務めさせていただきました。
昨年と同様にレアな合併症や、困難症例の報告が多かったです。

特に VV-ECMO に関しては単に行ったというようなものではなく、血管へのアクセスや PCPS の併用を考慮したものなど、かなり複雑なものが発表されていました。
少しずつですが、進歩の跡を肌で感じることができました。

写真は順天堂医院からのポスター発表です。