午前中のいつもの勉強会の後、お茶の水麻酔フォーラム 2017 がお茶の水センタービルで行われました。
産科の危機的出血の講演では、産科出血はしばしば凝固異常を伴うため、赤血球製剤だけでなく FFP も積極的に投与する必要が生じるということでした。
国際的には妊産婦死亡よりも後発妊産婦死亡の方が多いぐらいなのに、本邦ではそうなっていないことの理由の一つに死亡診断書の不備がある可能性があるということで、死亡診断書の正しい書き方の啓蒙が必要だというお話もありました。
血液製剤の使用指針の改訂に関する講演では、赤血球輸血を行うヘモグロビンのトリガー値が記載されるようになったこと、血小板輸血を行う血小板数の目安が疾患カテゴリーごとに定められたこと、FFP の投与に関して凝固データは参考値となったこと、アルブミン投与に関して基準値は参考値になったことなどが挙げられていました。
FFP を投与するにあたって「凝固データは必須」みたいな時代があったわけですが、今となっては「あれはいったい何だったんだろう」と思わずにはいられません。
研修医の時からずっとお世話になった教室を巣立ち、2016年4月にJ大学に移りました。学問的なマジメな話から日常のちょっとした笑える話まで、いろいろ情報発信していきたいと思っています。
2017年11月25日土曜日
2017年11月18日土曜日
勉強会と説明会
2017年11月11日土曜日
順天堂周術期セミナー
昨年に続き、順天堂周術期セミナーが六本木アカデミーヒルズ49 タワーホールで行われ、今年は私も演者として参加しました。
参加者はほとんどが看護師さんだったのですが、こうした公の場で看護師さん対象に講演するのは初めてで、自分にとってはとてもいい経験となりました。
今回は講演に対する質問が専用の用紙を使って演者に提出される形で行われ、講演とは別に質問に回答する時間が設けられました。
質問は8つほどいただいたのですが、どれも鋭いところを突いたもので、中には呼吸生理の本質に深く関係するものもありました。
ふだんの講演ではなかなか質問をいただけないこともあるのですが、こうした質問の形だと自分の講演に対するフィードバックにもなるので、自分のためにもなるということがよくわかりました。
会場は東京を一望できる高いところにあり、とてもながめがよかったです。
写真はクリスマス用に装飾した東京タワーで、すっかり気分は年末に持って行かれてしまいました。
参加者はほとんどが看護師さんだったのですが、こうした公の場で看護師さん対象に講演するのは初めてで、自分にとってはとてもいい経験となりました。
今回は講演に対する質問が専用の用紙を使って演者に提出される形で行われ、講演とは別に質問に回答する時間が設けられました。
質問は8つほどいただいたのですが、どれも鋭いところを突いたもので、中には呼吸生理の本質に深く関係するものもありました。
ふだんの講演ではなかなか質問をいただけないこともあるのですが、こうした質問の形だと自分の講演に対するフィードバックにもなるので、自分のためにもなるということがよくわかりました。
会場は東京を一望できる高いところにあり、とてもながめがよかったです。
写真はクリスマス用に装飾した東京タワーで、すっかり気分は年末に持って行かれてしまいました。
2017年11月4日土曜日
臨床麻酔学会 リフレッシャーコース
今日は日本臨床麻酔学会第37回大会の2日目で、専門医講習としてリフレッシャーコースを担当させていただいた。
早朝7時20分から学会で話すのは初めてのことで、とにかく遅刻だけはできないというプレッシャーが強く、都内での学会にもかかわらず前泊してしまった。
参加者はそんなにいないのではないかと思っていたのだが、新しい専門医制度が始まるということもあり、8割方は席が埋まっていたように思う。
まずは無事に終わってほっとしたが、来週は周術期セミナーなので、もう1週間踏ん張ろうと思う。
早朝7時20分から学会で話すのは初めてのことで、とにかく遅刻だけはできないというプレッシャーが強く、都内での学会にもかかわらず前泊してしまった。
参加者はそんなにいないのではないかと思っていたのだが、新しい専門医制度が始まるということもあり、8割方は席が埋まっていたように思う。
まずは無事に終わってほっとしたが、来週は周術期セミナーなので、もう1週間踏ん張ろうと思う。
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