東京麻酔専門医会のリフレッシャー・コース・セミナーが、今年も品川シーズンテラスカンファレンスで行なわれました。
今回は開始が1時間遅くなり、今日は午前 10 時から総会をはさんで 5 つの演題がありました。
おかげさまで今回も 120 人の申し込みがあり、若干の欠席者はありましたが、ほぼ満席の状態でした。
以下は、今回の講演のメモ書きです。
「小児気道異物の麻酔」 国立成育医療研究センター 鈴木康之先生
・小児の気道異物の診断は難しい。念入りに病歴を聴取することで、初めてわかることがある。
・自発呼吸と調節呼吸、吸入麻酔と TIVA は、どちらでないといけないということはない。
・CT は診断には有用だが、体位変換などで異物が移動し状態が悪化するリスクを伴う。
「周術期のアナフィラキシー」 群馬大学医学部附属病院 高澤知規先生
・IgE が関与していてもいなくても、今はアナフィラキシーと呼ぶ。「アナフィラキシー様反応」という言葉は使わない。
・アドレナリンは、ファーストラインの治療法としては唯一の薬物治療で、投与をためらってはならない。
・アナフィラキシーの対応ガイドラインが、日本麻酔科学会で作成されているところ。
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